日本庭園  日本庭園・池の施工例E邸 静岡市

日本庭園・池の施工例E邸 静岡市

 今回のご依頼は中庭にある池の改修。実はこの池、元々は枯山水だったそうで、その後池として水を張って使っていたのですが水位が下がり池として機能していない状態でした。実際に調査してみたところ至る所から水が漏れており、また周りの石の下、裏への侵食も激しく、縁石がいつ池の中に落下してもおかしくない状況でした。  場所は中庭、大掛りな作り変えはとてもできません。調査を踏まえ改修の工法を選択しました。 まず、施主様のご希望で、とにかく水位を深くしたいとのご要望から掘削のし直しをしコンクリート打ち、その上で縁石の周囲の目地を埋めなおし、最後は全体的に防水塗装を施す。そして今後のメンテナンスを考慮し濾過槽とポンプを設置。とにかく水漏れだけは防ぐ様、細心の注意をもって臨みました。


完成  とても綺麗に仕上がりました。深さも水深70cm(施工前25cmくらい)

完成  とても綺麗に仕上がりました。深さも水深70cm(施工前25cmくらい)

施工前  水草が全体を覆い水もほとんど見えない状態。オーバーフロー用の排水管が設置してありましたが、水面は更にそこから10cmくらい下。それ以上は水が留まらないそうです。

施工前  水草が全体を覆い水もほとんど見えない状態。オーバーフロー用の排水管が設置してありましたが、水面は更にそこから10cmくらい下。それ以上は水が留まらないそうです。

水草、泥、水を全て取り除き高圧洗浄をかけた状態です。

水草、泥、水を全て取り除き高圧洗浄をかけた状態です。

全体を掘削しなおしてコンクリートを打ちます。この時点で30cmの掘り下げ。頑固な躯体を作るため曲線に合わせ細かくワイヤーメッシュを入れました。

全体を掘削しなおしてコンクリートを打ちます。この時点で30cmの掘り下げ。頑固な躯体を作るため曲線に合わせ細かくワイヤーメッシュを入れました。

パラテックス工法という防水を施したところです。これで水漏れ防止はばっちり。

パラテックス工法という防水を施したところです。これで水漏れ防止はばっちり。

濾過槽とポンプを設置。ポンプが給排水、濾過槽が給排水とオーバーフローでかなり配管がぎっしり。合計6通りの配管です

濾過槽とポンプを設置。ポンプが給排水、濾過槽が給排水とオーバーフローでかなり配管がぎっしり。合計6通りの配管です

水を張って完成! オーバーフローの排水管の位置を上へ伸ばし、水面位置で25cm、底部で20cmの増となり、水深70cmを確保することに成功しました。もちろん水漏れもなく水位を保っています。

水を張って完成! オーバーフローの排水管の位置を上へ伸ばし、水面位置で25cm、底部で20cmの増となり、水深70cmを確保することに成功しました。もちろん水漏れもなく水位を保っています。

施工前に取り出した睡蓮たち。綺麗に洗い根をトリミングして新しい鉢へ。

施工前に取り出した睡蓮たち。綺麗に洗い根をトリミングして新しい鉢へ。

以前は飾りとなってしまっていた滝口に給水口を持っていき、蒸発分の水量をカバー。

以前は飾りとなってしまっていた滝口に給水口を持っていき、蒸発分の水量をカバー。

随時水が循環する綺麗な池に生まれ変わりました。ここから2週間ほど置き水をして生き物を入れられるようになります。

随時水が循環する綺麗な池に生まれ変わりました。ここから2週間ほど置き水をして生き物を入れられるようになります。

完成

完成

完成

完成



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